院内ブログBlog

2021.04.16
歯垢

歯科衛生士の業務

皆さんこんにちは。

赤坂ヴィーナスデンタルクリニック衛生士の小笠原です。

本日は歯垢(プラーク)についてのお話しです。

歯垢は歯に付着する細菌やその代謝物の塊で、「プラーク」とも呼ばれます。「歯垢は食べカスである」と思っている方も多いのですが、食べカスとは別物です。
そのネバネバとした黄白色や白色の塊には、1mgにつき約1億個以上の細菌が住み着いています。歯垢の中に存在する虫歯菌や歯周病菌などの細菌は、私達の歯や歯肉に様々な悪影響を及ぼします。


歯垢の種類

歯垢は付着する部分によって、それぞれ歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラークに分類されます。
歯肉縁上プラークは、歯肉より上の歯の表面に付着する歯垢を指します。
歯肉縁下プラークは、歯肉より下(歯周ポケット内)にたまる歯垢を指します。
歯肉縁上プラークは、歯肉より上の歯の表面に付着していますので容易に確認できますが、歯肉縁下プラークは歯肉の下(歯周ポケット内)に隠れていますので、肉眼で確認するのは困難です。


では

歯垢をそのままにしておくとどうなるのでしょうか・・・

虫歯

食後の口腔内は、乳酸菌や虫歯菌が酸を生成することで酸性に傾き、歯のカルシウムを溶かします。この現象を脱灰(だっかい)と言います。
すぐに歯垢を除去すれば、脱灰が起こっても唾液の働きにより酸は中和され、溶けたカルシウムは元通りに修復されます。これを再石灰化と言います。

しかし、歯垢が付着した状態が長く続いてしまうと、歯の修復が追いつかないまま、脱灰が進行していきます。
脱灰によって歯に穴が空いてしまう「う蝕(虫歯)」の状態となった場合、自然に治ることはありませんので、早期に歯科医院での治療が必要となります。