院内ブログBlog

2021.05.14
歯磨き粉

歯科衛生士の業務

みなさんこんにちは。

赤坂ヴィーナスデンタルクリニック衛生士小笠原です。

本日は歯磨き粉についてお話しいたします。

みなさん歯磨き粉はどのようなものをご使用されておりますでしょうか。

歯磨き粉の種類は大きく分けて3種類ございます。

・ペーストタイプ

・ジェルタイプ

・フォームタイプ

の3種類です。

それぞれの特徴をお話しいたします。

・ペーストタイプ

最も一般的な歯磨き粉になります。
泡立ちもよく、目的に応じた様々な商品が揃っているのが特徴です。

すっきり感を求める方におすすめいたします。

・ジェルタイプ

基本的に泡立ちはほとんどありません。
また研磨剤が不使用のものが多く刺激が少ないのが特徴です。

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このタイプの歯磨き粉は

歯や歯茎が敏感な人

時間をかけてより丁寧に歯を磨きたい人

泡によるメイク崩れを防ぎたい人

におすすめです。

・フォームタイプ

ポンプを押すと泡状の歯磨き粉が出てくるため、口腔内で泡立てる必要がないのが特徴です。

この歯磨き粉は

とにかく時短重視の人

小さなお子さんや高齢者の方

ペーストタイプのねっとり感が嫌いな人

におすすめです。

ご自身の好みに合わせた歯磨き粉を使って

是非ブラッシングを行ってみてくださいね。

また歯磨き粉で期待できる効果として

虫歯予防

知覚過敏

歯周病

口臭予防

がございます。

虫歯予防・・・フッ素やキシリトールが虫歯に負けない歯をつくる
虫歯予防をしながら、キレイな歯を保つなら歯をコーティングしながら抗菌するのが大切。

フッ素
歯の質を強化し、虫歯菌の繁殖を防ぐ

キシリトール
虫歯菌のはたらきを弱め、歯を守るエナメル質を補う
ミネラル
歯を守るエナメル質の主成分となる

知覚過敏・・・刺激を抑える成分やコーティングする成分が大切
飲食や歯磨きで歯がしみる知覚過敏には、外部刺激から歯を守るのが重要。

知覚過敏の原因は、虫歯や酸性系の食品(炭酸飲料・オレンジ等)の影響で歯をコーティングしているエナメル質が柔らかくなること。

硝酸カリウム
刺激が神経に伝わるのを防ぐ

乳酸アルミニウム
歯の小さな穴を塞いで刺激を抑える

ポリリン酸ナトリウム
歯表面をコーティングして刺激を防ぐ

歯周病・・・薬用成分などで口内細菌を除菌

イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
塩酸クロルヘキシジン(CHX)
塩化セチルピリジニウム(CPC)

口臭予防・・・殺菌成分で臭いを発生させる菌を減らす

口臭の原因は、口内細菌が歯垢を分解するときに発生するガスになります。

イソデシルガラクトシド液
ラウロイルサルコシン
ナトリウム(LSS)
塩化セチルビリジニウム(CPC)
トリクロサン(TC)
塩酸クロルヘキシジン
塩化亜鉛
イソプロピルメチルフェノール(IPMP)

このような成分が含まれている商品がおすすめです。