院内ブログBlog

2021.10.15
歯と食べ物の関係性 2021.10.15

歯科衛生士の業務

皆さんこんにちは。

赤坂ヴィーナスデンタルクリニック衛生士の小笠原です。

本日は歯と食べ物の関係性についてお話いたします。

まず第一に基本として、何を召し上がるにしても虫歯や歯周病を予防するために大事なのは歯磨きをすることです。

それを踏まえたうえで歯に良い食べ物をご紹介していきます。

まず歯を綺麗にする食べ物として「清掃性食品」というものです。

大きく二つに分けることが出来るのですが

間接清掃性食品

梅干しや酢の物などは「間接清掃性食品」と呼ばれ

唾液の分泌を促すことで食物の停滞と口内の酸性化を抑え、

結果として虫歯になりにくい環境にします。

直接清掃性食品

繊維の多い食品(にんじん、ごぼう、レタス、セロリなど)は

「直接清掃性食品」と呼ばれ、噛む事により歯や粘膜の表面が清掃され、

唾液の分泌促進やアゴの発達にもつながる食品になります。

カルシウム、ビタミンA、ビタミンCや、適度に硬い食べ物は、どれも歯を強くしてくれることが期待できる食品です。

魚介類や海藻類、牛乳などの乳製品はカルシウムを多く含み、

シイタケなどのビタミンDを多く含む食品は、カルシウムの吸収を助けてくれます。

しかしながらカルシウムの摂取自体は歯によいのですが、乳製品を歯につけたままにしておくのは歯にとって良くありません。

また糖分が含まれていないプレーンヨーグルトであれば虫歯になる心配はございません。

むしろ虫歯菌などの悪い菌の増殖を抑えてくれる効果があります。

そして口臭を抑える効果も期待できますのでぜひ皆さんには積極的に取り入れてただければと思います。

ビタミンAはエナメル質の強化する役割がございます。

多く含まれる食材として人参、海苔、わかめなどがございます。





またビタミンCは象牙質の形成を支えてくれます。

アセロラジュースやピーマン、レモンなどが多く含まれております。

せんべい、ピーナッツ、フランスパンなどの適度に硬い食べ物は歯や顎の骨を鍛えてくれる効果を期待できます。

そのため是非積極的に取り入れていただくことをおすすめいたします。

しかし硬すぎる食べ物は逆に歯に良くないので見極めてお召し上がりください。